■クイックチェック
シャックルのクラウン部には、垂線から 45°の位置に二か所の刻印があります。これらの刻印で、二点吊りの際のおよその角度を素早く確認することができます。吊り荷が垂直に 吊られていない場合や、横吊りになる場合は、シャックルの使用荷重の減率が必要となります。
■シャルピー衝撃値
クロスビーの焼き入れ・焼き戻し処理されたシャックルは、温度に関わらず高い靭性をもつように 衝撃特性が強化されています。ご注文時のご依頼でシャルピー衝撃値を提供することができます。
■疲労強度特性値
1/3 ~ 55t のシャックルの疲労強度特性値のご提供が可能です。これらのクロスビーのシャックルは、使用荷重の1.5倍で20,000回の使用に耐える耐疲労性があります。
■延性値
一般的な延性値は、ご要望に応じ、全てのサイズについてご提供いたします。
■硬度レベルと材料の引張強度
一般的な数値は、全てのサイズについてご提供できます。 また、ご注文時のご依頼で、実績値もご提供いたします。
■保証試験(プルーフ試験)
ご注文時のご依頼で、プルーフ試験を行い、証明書を発行いたします。
■磁粉探傷試験
ご注文時のご依頼で、磁粉探傷検査を行い、証明書を発行いたします。
■証明書
ご注文時のご依頼で、世界クラスの証明書をお出しすることができます。アメリカ船級協会、ロイド船級協会、ノルウェー船級協会、アメリカ石油協会、イタリア船級協会、アメリカ合衆国原子力規制委員会、その他世界的基準。
製品の刻印および証明書
■使用法:
ラウンドピンシャックルは、荷重が必ず垂直にかかる状態で、ラッシング、牽引、吊り下げ、吊り上 げなどに用いることができます。スクリューピンシャックルは、ラウンドピンシャックルと同様の用途でご使用ください。また、スクリューピンシャックルは、横吊りにも使用できます。横吊りの際には使用荷重の減率が 必要になります。ボルトタイプシャックルは、ラウンドピンシャックルやスクリューピンシャックルと同様の用途でご使用ください。また、ボルトタイプシャックルは、恒久的あるいは長期の使用や、シャックルピンの上で吊り荷が滑ってピンが回る可能性があるような場合のご使用をお勧めいたします。
■材料分析
クロスビーでは、各生産ロットに対し、材料証明書をお出しすることができます。PICコードで材質を追跡することも可能です。 クロスビーでは自社の研究室を通して、それぞれのスチールの熱処理を分析しています。 クロスビーは、特定の清浄度の条件と、保証された焼入性を備えた特別な鍛造品質の鋼鉄のみ を購入しています。
■現場での検査
クロスビーによる、シャックルの目視検査、磁粉探傷検査、浸透探傷検査のための説明書をお出しすることができます。 また、シャックルの合否判定基準や修理手続きなどもご提供できます。