「撚り戻りについて」の回答

Q:最近不意に思ったのですが、当社で使用しているウインチに純正品として使っているワイヤーを調べると、IWRC 6×WSでしたがこれは、非自転性などの類のロープではないですよね???
A:「IWRC 6×WS」は非自転性ロープではありません。
Q:と言うことは、吊り荷を吊りっぱなしにしておくと、いずれ撚りが戻ろうとして荷は回り始めて、ついにはロープの撚りが戻ってしまうのでしょうか???
A:一般的なワイヤロープは、多数の素線がらせん状により合わされた構造になっています。
このため、ワイヤロープに荷重がかかると、より合わされた方向とは逆の方向に回転します。
ワイヤロープの自転は、張力、ロープの構造、ピッチ、長さに影響されますが、撚りが完全に戻ることはありません。
ロープの自転について詳しくはこちらを参照してください。
ロープファクトリー/ロープの自転
Q:これらは、手動ワイヤー牽引装置(チ○ホール、ルー○ー)などにも言える事と思いメーカーに問い合わせをしましたが、ワイヤー構成を聞き出すまでは成功したのですが、「特殊な編み込み加工を施してあり・・・」の一点張りで自転しにくいかは分からないとの事でした。
実際の所どうなのでしょうか?
A:一般的な編込みである「段落し加工」はよりが戻ると加工部にゆるみが生じ、加工部のストランドが抜けやすくなります。
よりが戻るような用途では巻差しである「段落し」ではなく、かご差し=「かご段落し」加工にしなければいけません。
段落し
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かご段落し
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ロープファクトリー/段落しとかご段落し

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