「吊り方について」の回答

Q:パトロール中に、クレーンの揚程を調節するためだとか言って、長めの段落しワイヤを2つに折り返し、折り返した部分をクレーンのフックに付け2点吊りを行っている作業者を発見したので注意したところ、どこが危険なんだと作業者は納得しません。通常は、両端シンブル入りロックワイヤをクランプに付けて使用しています。使い方として当方は危険だと思いますが、作業者を納得させるためにもそのような使用方法が、危険でないのか、危険ならこのように説明したらよいというポイントをがあればご教授下さい。
A:質問のような吊り方(1本2点吊り)は、吊り荷のバランスが崩れやすく、均等な張力になり難いため大変危険です。
やむなくこのような玉掛けを使用する場合、ロープ選定には小径曲げと吊り角度を考慮しなければいけません。
また、ロープの痛みが激しいため、よく点検し、廃棄基準を守ってください。
場合によっては1回使用しただけで廃棄基準に達する場合もございます。
特に「つぶれ」「断線」「磨耗」には注意してください。

廃棄基準

つぶれ:短径/長径が2/3以下
断線:素線が、ロープ1よりの間において最外層ストランド中の総素線数の10%以上断線しているもの、又はロープ5より間において20%以上断線しているもの。
ニップ断線(谷切れ部)の場合は、1本でも断線があれば廃棄。
磨耗:磨耗によって、直径の減少が公称径の7%を超えるもの。
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