1月27日:鉄鋼新聞に掲載されました!

倉庫機能拡充する「中村工業」
4億円投資 神戸に第3拠点
効率化と省人化へ 生産管理システム導入

ワイヤロープ端末加工の業界大手、中村工業(本社・大阪市大正区、社長・中村哲也氏)の業績が堅調に推移している。足元の大きな課題は、年内竣工をめどに神戸倉庫(神戸市東灘区深江浜町)を新設すること。生産管理システムも導入する。中村社長に業界動向なども含め話を聞いた。(大阪・白木毅俊)

− 神戸倉庫は本社工場、第2工場(本社工場に隣接)に続く第3の製造拠点となります。倉庫新設の狙いは?

「本社工場開設は創業4年後の1964年、第2工場開設は2003年。ロープの在庫はほぼフルの状態で、倉庫機能の拡充がこの数年の課題だった。当初は第2工場の建替えなども検討したが、深江浜町に適地を見つけたので、昨秋に土地を取得した。神戸倉庫は当初2~3人のスタッフで対応し、切断・加工も手掛けたい。投資総額は約4億円だ。神戸倉庫の敷地面積は2471平方㍍で、本社工場および本社第2工場の約2倍のスペースがあり、将来的には建屋増設も十分に可能となっている」

− 足元のワイヤロープ需要は?

「新年会などで皆さんの話を聞いても、『良い』というところは少ない。当社は沖縄から北海道まで全国各地から仕事を頂戴しているが、やはり勢いがあるのは東京だ。今年は東京五輪絡みで需要がさらに活発化すればと期待している。ロープ加工の本場は大阪だが、東京が動けば大阪にも仕事が回ってくる」

− システムも導入する。

「数百万円をかけて生産管理システムを導入する。1964年の創業以来、注文書、納品書、荷札、送り状の手書きなど昔ながらの仕事の方法でやってきたが、一気に効率化と省人化を図る」

− 業績は如何ですか?

「15年9月期売上高は前期比3%増の5億5100万円。今期は増収増益を目指したい。この先、神戸倉庫は倉庫が竣工し、システムも稼働する。それらがうまく連動すればと考えている」

− 中村工業の強みはどこに?

「細径から太径120㍉まであらゆるサイズのワイヤロープの端末加工一筋にやってきた。東京製綱の指定代理店であり、技術レベルの高い技能士の育成に注力してきた。当社では毎週、『危険予知&カイゼン活動』に関しテーマを決めて続けている。一例を挙げれば『服装の身だしなみ、巻き込み注意』『作業中、左手は停止ボタンに』などだが、長年の地道な取り組みが身についてきたように思う。安全な製品を安く、早く顧客にお届けすることが当社のモットーだ」

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