「ロープの断線の点検について」の回答

Q:ロープの断線の点検でIWRC6×Fi(29)の場合1ピッチで何本断線していたら廃棄ですか?
総素線数の10%と書いてあるものと、可視断線数6本と書いてあるものとあります。

A:日本クレーン協会規格では、「1よりの間における素線の切断数が最外層ストランド(注)中の素線の総数(フィラー線を除く)の10%以上あるもの。」とあります。
(製綱活性化研究会/ワイヤロープのすべて(下)P.389より抜粋)
この場合、外層素線数(14本)×6ストランド×10%=8.4=8本になります。
この場合、素線の総数(フィラー線を除く)=132本×10%=13.2本になります。
(注)IWRCなどの鋼心も除かれる

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IWRCは心が7×7という構成でできているため、繊維心入りロープと比べて、IWRCやIWRCと接触しているストランド間で、内部断線(見えない部分での断線)が発生しやすくなっています。
可視断線数6本と書いてあるものは、内部断線を考慮し、可視断線(見える部分での断線)の場合は10%ではなく7%を採用し6本となっていると思われます。
どちらも決して間違いではなく、日本クレーン協会や、日本鋼索工業界等で、廃棄基準の内容や数値が変わっています。

【1月27日訂正と追記】
●訂正箇所
この場合、素線の総数(フィラー線を除く)=132本×10%=13.2本になります。
●追記箇所
(製綱活性化研究会/ワイヤロープのすべて(下)P.389より抜粋)
断線については、1月27の記事に詳しくまとめましたので、ごらんください。

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