ハイクロスロープとケーブルレイドロープ(極軟索)との相違点

メールマガジンvol.39でも紹介しましたが、お問い合わせが多いため、ブログでもご紹介致します。

玉掛索の新製品として、東京製綱の「ハイクロスロープ」が注目されています。
また、柔軟性を追求した「ケーブルレイドロープ(極軟索:ごくなんさく)」も扱いやすい玉掛索として人気があります。
今回は、みなさまからのお問い合わせが多い「ハイクロスロープ」と「ケーブルレイドロープ」の違いについてまとめてみました。

(断面図 左:ハイクロスロープ 右:ケーブルレイドロープ)
hxhikaku.png

まずは両者の長所と短所をご紹介致します。

《ハイクロス》
○強い:40%強くなりました。(6×24 A種比)
○軽い:20%軽くなりました。(サイズダウンによる)
○柔らかい:約半分の柔らかさになりました。(サイズダウンによる)
△価格:細径はあまり変わりませんが、太くなると価格が逆転し安くなります。
○IWRCの玉掛索をハイクロスロープに変更すると大幅に価格が安くなります。

《ケーブルレイド》
○柔らかい:ハイクロスよりもさらに柔軟性があります。
○クセがつきにくい。
○太いロープも製作しやすい。
△強度は6×37より少し強くなる程度。
×価格が高い:約2倍の価格になります。(6×24 A種比)
×外層素線径が細く断線が早い。
(地面で引きずったりすると素線切れを起こしやすい)
×チョーク吊り(くくり吊り・目通し吊り)は、ロープがしごかれてストランド
が移動し、形くずれがおこるため、お勧めできません。

●曲げ剛性比較
6×24:100
ハイクロス:50(サイズダウンによる)
ケーブルレイド:25

●強度比較(左がハイクロス、右がケーブルレイド、単位:kN)
24mm 410: 314
32mm 728: 558
50mm 1690:1360

どちらのロープも玉掛け専用のロープで、クレーン等の動索には使用できません。

●まとめ
今お使いの玉掛索の置き換えには、強く、軽く、柔らかくなった「ハイクロスロープ」がお勧めです。
玉掛索の中で最も柔らかいワイヤロープをお求めの場合は「ケーブルレイドロープ」がお勧めです。
ワイヤロープ以外では、ベルトスリングやチェーンスリング、シャックルなどの金具にも、高強度・軽量化が進んでいます。
日本が世界に誇る技術力をぜひお手にとってお確かめ下さい。

《追記》
2009/11/18
●曲げ剛性比較
ケーブルレイド:35を25に訂正しました。

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