200X年 ロープ伝説 第八話:Vフック

200X年 ロープ伝説 第八話が完成しました!
タイトルは『Vフック』。
「Vフック」は2本吊りや4本吊りなどで、一般的に使用されている重量フックを進化させたものです。
何がどう進化したのか、従来型フックとの違いをご説明致します。
(1)ロープのはずれ防止
一番の特長はセーフティラッチ(ハズレ止め金具)の改良により、安全性が増した所です。
従来のフックでは、物を吊ろうとしたときにロープのアイが回転し、ハズレ止め金具があるにもかかわらず、フックからロープがはずれてしまう“はずれ現象”が見られました。
Vフックではハズレ止め金具(Vフックではセーフティラッチと呼ぶ)の形状を変更し、フックの先端と同じ高さにする事により、“はずれ現象”を回避することが可能になりました。
(2)ロープに優しい
ロープやシンブルとの接触部(断面R)を従来型フックよりも大きくすることにより、折り曲げによる強度低下を軽減し、ロープの寿命を延ばすことができます。
(3)引っ掛からない
セーフティラッチとフック本体の幅を同じにすることにより突起物を無くし、厚さも薄くすることによって引っかかりを無くしました。
(4)金具の取り付けが容易
フックの穴形状を工夫し、シンブルやカップリングが取り付けやすくなりました。
(5)フトコロのサイズアップ
フトコロ(ロープやシャックル等を引っ掛ける部分)の空間が大きくなり、用途が広がりました。
《フトコロ(直径)比較》
バネ付フック 0.5t:34mm → Vフック 0.63t:40mm(18% UP)
バネ付フック 1t :40mm → Vフック 1.25t:45mm(13% UP)
バネ付フック 2t :45mm → Vフック 2.0t :50mm(11% UP)
バネ付フック 3t :50mm → Vフック 3.2t :60mm(20% UP)
バネ付フック 5t :60mm → Vフック 5.0t :75mm(25% UP)
(6)交換時期が明確
従来型フックは、点検時に変形による廃棄基準が分かりにくかったのですが、Vフックは変形が生じたときにセーフティラッチがフックにはまらなくなるため、一目で交換時期が分かります。
《フックの点検方法及び判定基準》
○点検方法
1. 口の開き、ねじれの有無を目視で調べる。
2. き裂の有無を目視で調べる。
○判定基準
1. 口の開き、ねじれがないこと。
2. き裂がないこと。
(7)使用荷重アップ
Vフック全5サイズ中、3サイズの使用荷重がアップしました。
例えば4本4点つりで3.5t吊りたい場合、従来型だと2tフック(※)が必要でしたが、今後は1.25トンのVフックで対応でき、フックの重量、価格ともに大幅ダウンが可能となります。
※4本4点つり及び2本4点あだ巻きつりの場合は、3本として安全荷重を計算する。(=フックも同じ)
《使用荷重比較》
0.5t → 0.63t
1t → 1.25t
3t → 3.2t
(8)軽量化
従来の重量フックは材料がT級(SCM435相当)の材料だったのに対し、VフックはV級(SCM440相当)の材料を使用しています。
これにより、既存のフックよりもコンパクトになり、強度が増しました。
《重さ比較》
バネ付フック 0.5t:0.33g → Vフック 0.63t:0.32g(3% Down)
バネ付フック 1t :0.62g → Vフック 1.25t:0.67g(8% UP)
バネ付フック 2t :1.29g → Vフック 2.0t :1.13g(12% Down)
バネ付フック 3t :2.14g → Vフック 3.2t :2.05g(4% Down)
バネ付フック 5t :4.63g → Vフック 5.0t :3.95g(15% Down)
(9)セーフティラッチの強度アップ
セーフティラッチの厚みが増し、壊れにくくなりました。
(10)高いコストパフォーマンス
安全性や機能が大幅に向上しているにもかかわらず、価格面は従来型と同程度と高いコストパフォーマンスを実現しています。
より安全性の増したVフックが今後のスタンダードになるでしょう。
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大洋製器工業株式会社

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